■メモ

おそらくCC BYを選択すると良さそうな気も。

■文献

「クリエイティブ・コモンズの発表では,2015年12月の時点で,PLOS(Public Library of Science)とDOAJ(Directory of Open Access Journals)に登録されている学術誌におけるクリエイティブ・コモンズの採用が140万記事に達したとされる3)。P L O Sでは,「CC 表示(BY)」ライセンスの採用を原則としている。DOAJに登録されている学術誌のクリエイティブ・コモンズの採用例は40%程度ということであるが,そのうち「CC 表示(BY)」と「CC 表示(BY)-継承(SA)」がそれぞれ半分ずつ程度であるという。ま た, オ ー プ ン ア ク セ ス 学 術 出 版 協 会(OpenAccess Scholarly Publishers Association: OASPA)は,OASPA加盟機関の学術誌において,2015年に16万955本の論文が「CC 表示(BY)」ライセンスを採用し,2000年以降の累計で70万7,798本の論文が「CC表 示(BY)」 ラ イ セ ン ス を 採 用し た と 公 表 し て いる4)。ROAD(the Directory of Open Access scholarlyResources)注4)や米国国立衛生研究所(NIH: NationalInstitutes of Health)においても,学術誌にはクリエイティブ・コモンズを採用することが推奨されている。
世界的な学術系出版企業であるNature PublishingGroup(NPG)は「CC 表示(BY)4.0」を推奨している。ただし,編集部のリクエストにより「CC 表示(BY)-非営利(NC)-改変禁止(ND)」か,「CC 表示(BY)-非営利(NC)-継承(SA)」を選択できる。日本ではJ-STAGEが,別途利用条件を明示していない限り,発行機関ごとより,「CC 表示(BY)」「CC 表示(BY)-継承(SA)」「CC 表示(BY)-非営利(NC)-改変禁止(ND)」を付与して公開することが推奨されている。ただし,J-STAGEでは,論文単位ではなく,ジャーナル単位でCCライセンスを採用することがシステム上必要となっている。このように,オープンアクセス化されたいわゆる「OA誌」においては,「CC 表示(BY)」と「CC 表示(BY)-継承(SA)」がデファクト・スタンダード化しており,一部例外的に他のCCライセンスがオプションとして選択できるようになっている。」

◇水野 祐, オープンアクセスとクリエイティブ・コモンズ採用における注意点:開かれた研究成果の利活用のために, 情報管理, 2016, 59 巻, 7 号, p. 433-440, 公開日 2016/10/01, Online ISSN 1347-1597, Print ISSN 0021-7298, https://doi.org/10.1241/johokanri.59.433https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/59/7/59_433/_article/-char/ja.

投稿日:2022/10/02

修正日:2022/10/02