■文献
「森田 ぼくはもともとSFファンだったものですから、開成の先輩が中心メンバーのひとりでもあった、「一の日会」っていう、渋谷の「カスミ」って喫茶店に一〇日にいっぺん集まるSFファンのサークルに参加してまして、そこに東大の人たちも来てました。東大SF研は全然、全共闘でもないし民青でもなくて、「東大闘争日和見同好会」とか自称してたぐらいで、運動には一切関わってない人たちです。だけどやっぱりそこに来てた日大の連中とかは、日大闘争が起きるとすぐ関わっていくんですよ。……テレビにもよく出てくる荒俣宏って人がいるでしょ。彼が幻想文学の雑誌をやってたんで、ぼくもそこに参加したんですが、荒俣さんが当時タッグを組んでたのが、Tさんという人で、彼は日大の文理学部だったかな。その後ちゃんと卒業して、さる出版社に行くんだけど、労働組合を結成して、結局やめちゃう。まだご存命だと思います。彼がまさに日大闘争が始まった時に日大にいた世代で、ウチの先輩なんかが、からかい記事で、なんだか大学にこもってて雑誌が全然出ないようだ、みたいなことを書いてたんですけど、そしたら「とんでもない。今はほんとに大変なんだ。暴力団が刀をかざして襲撃してくるんだから」って、そんな話をしてるのを横で聞いてたこともありますね。」
◇新聞「週刊読書人」5/31号(3291号)、外山恒一インタビュー 「日本学生運動史1」もうひとつの〝東大闘争〟「東大反百年闘争」の当事者のひとり・森田暁氏に聞く第二回
■メモ
反百年祭
投稿日:2022/10/16
修正日:2022/10/16